本記事ではWindows 11で描画が乱れたり、遅延する際の対処方法について解説します。
現象
筆者の環境では、Windows 11を24H2へアップデートした後、ゲーム中に他のアプリケーションを見ると描画が遅延し、
数秒間はマウスを動かした部分のみ画面が更新される問題が発生していました。
筆者の環境
| OS | Windows 11 24H2 |
| CPU | AMD RYZEN5 5600X |
| GPU | PowerColor Red Devil Radeon 6750XT |
| メモリ | A-DATA XPG GAMMIX D10 DDR4-3200 32GB |
| マザーボード | MSI B550-A Pro |
| SSD | Crucial T500 2TB、Kingston A2000 1TB |
対処方法1:MPO(マルチプレーンオーバーレイ)の無効化
筆者の環境で最も効果があった方法です。
この方法はレジストリを操作するため、操作を間違えるとPCが壊れる可能性があります。
作業前にバックアップなどを作成し、細心の注意を払って操作してください。
手動で無効化する場合
レジストリエディタ(regedit)を起動し、以下の手順を実施します。
- HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\Dwmに移動
- Dwmを右クリックしてDWORDでOverlayTestModeというキーを作成
- 作成したキーをダブルクリックし、表記を16進数、値を5に設定
- PCを再起動


効果が無かった場合はOverlayTestModeのキーを削除し、PCを再起動してください。
レジストリファイルを使用する場合
Geforceでも同じような問題が発生したことがあったようで、NVIDIAがレジストリファイルを配布しています。
(配布されているレジストリファイルはRadeon環境でも問題なく動作します)
以下の手順で設定します。
- mpo_disable.regをダウンロード
- mpo_disable.regをダブルクリック
- レジストリ エディターの警告が出た場合は「はい」を選択
- PCを再起動

レジストリファイルをダブルクリックした際に以下の警告が出た場合は、
「実行」を選択するとファイルが実行されます。

効果が無かった場合は、mpo_restore.regをダウンロードして、
ダブルクリックで適用し、PCを再起動してください。
対処方法2:ハードウェアアクセラレーションの無効化
MPOの無効化で効果が無かった場合は、問題が発生しているアプリケーションの
ハードウェアアクセラレーションを切る方法もあります。
筆者の環境では効果が薄かったのですが、環境によっては改善されるかもしれません。
Discord
設定 → 詳細設定 → ハードウェア アクセラレーション

Chrome
設定 → システム → グラフィックアクセラレーションが使用可能な場合は使用する

Steam
Steamクライアント左上のSteamマーク → Steam設定 → インターフェイス
→ WebビューでGPUアクセラレーションレンダリングを有効にする

以上で解説は終了です。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。